つくばエクスプレス

低炭素社会の実現に向けての取組み

環境配慮型車両

全車両にエネルギー効率の高い環境配慮型の車両を導入しています。
車体構体にアルミニウム合金の採用による車両の軽量化と電力回生ブレーキにより高い省エネルギー性を実現しています。
さらに、直流電力で交流モーターを駆動させるために車両の加減速を制御する装置に電力損失の少ないVVVFインバータ制御装置を採用し消費電力の軽減を図っています。また、VVVF制御装置等の電子機器の冷却装置にフロン類に代えて純粋を使用しています。

回生エネルギーの有効利用

電車がブレーキをかけたときに発生する「回生電力(※1)」を、走行中の他の電車で再利用することで省エネ化を図っています。
また、鉄道用として初めて「PWM変換器(※2)」を採用したことにより、回生電力を駅の照明、エレベーター、エスカレーター、冷暖房の動力・電源としても再利用することが可能となり、更なる省エネ効果を生んでいます。
さらに、平成25年12月から、走行中の他の電車、駅設備等で使用してもなお余剰となる回生電力を電力会社に売電する事業(電気供給事業)を開始しました。平成27年度までに、本事業の実施に必要な変電所設備の改良が完了し、平成28年度は年間600万kwh(一般家庭の年間電気使用量の1800世帯分)の電気供給を見込むなど、回生電力の利用範囲を拡大し、エネルギーの有効活用に努めています。

※1 回生電力
TXの列車は、加速する時には電気でモーターを回し推進力を得ています。列車がブレーキをかけると電気の供給は止まりますが、モーターは止まらず車輪の動きに合わせて回転し続けます。この回転を使って発電するのが「回生電力」です。

※2 PWM変換器
茨城県石岡市に気象庁の地磁気観測所があります。この観測に影響を与えることのないよう、TXの変電所には鉄道用としては初めてとなる、パルス幅変調方式の電力変換装置(PWM変換器)を採用しています。このPWM変換器により、列車がブレーキをかけたときに発生する回生電力を、電圧や周波数が一定の良質な電力に変換させることができます。

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駅空調設備

地下駅のホーム・コンコースの冷房設備として、秋葉原駅には、電力需要の少ない夜間に氷を造り、昼間の電力需要が高くなる時間帯にその氷を解氷して空調機を通じて冷房する氷蓄熱冷房システムを導入しています。
また、つくば駅では地域冷房設備から冷水の供給を受けて冷房を行っています。

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太陽光発電設備

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流山おおたかの森駅をモデル駅として太陽光発電設備を設置し、駅で使用する電力の一部に太陽光で発電した電力を使用しています。

可変速運転エスカレーター

可変速度運転制御方式のエスカレーターを導入し、運転速度を予め特定時間帯で設定したり、利用者の少ない時間帯には待機時微速度運転を行うなどスムーズな運転と起動電流および加速時の始動電流の抑制をしています。

完全立体交差化

全線が踏切のない完全立体交差化構造となっているため、踏切が原因となる道路渋滞の発生を防ぎ、自動車のアイドリング等による大気汚染やCO2の発生を防いでいます。

TX無線LANサービス 駅構内や高速移動中の列車の中でもインターネットが可能