長期ビジョン2050 共創フロンティア 〜人・街・知をつなぎ、世代を超えて愛され、進化し続ける鉄道〜

01 長期ビジョンの位置づけ

今般策定した「長期ビジョン」は、「中期経営計画(2025~2029年度)」、「2025年度事業計画」の上位に位置づけられます。
本ビジョンの実現を目指し、中期経営計画や単年度事業計画を策定し、それらに基づく取組みを計画的に推進します。
中期経営計画を策定するタイミング等を捉えて、 本ビジョンの進捗状況を点検のうえ、必要に応じて、事業環境の変化等を踏まえた見直しを行い、常に社会をリードする長期ビジョンを掲げていきます。

長期ビジョンを表す階層図

02 2050年に目指す姿

開業から20年、つくばエクスプレス(TX) 沿線では、豊かな環境に恵まれた住宅、商業施設、観光・文化拠点、教育・研究機関や企業等が集積し、多様な魅力にあふれた街が形成されています。 また、沿線は、東京圏とのダイナミックな連携、豊かな生活がかなう上質な環境、沿線人口の増加が当面継続する可能性等の共通したポテンシャルを有しています。TXが日常生活に浸透した重要なインフラとなり、沿線が発展し、「進化する鉄道・進化するまち」を体現しています。
当社は、今後とも、長期的な人口減少等の変化する社会に柔軟に対応しつつ、より高次元の「安全・安定・安心」の鉄道サービスを追求し続けます。また、沿線に暮らし、働き、訪れる人々の交流、そして沿線の街にある最先端の科学技術、上質な文化、スポーツ、豊かな自然環境等との交流による新しい価値の創造に貢献していきます。
20駅の鉄道ネットワークを基盤に人・街・知をつなぎ、「TXコラボリング」により、沿線価値を共創していきます。今後とも時代とともに進化を続け、こうした地域の関係者の皆様とのコラボ型未来創造により、イノベーション先導や社会課題の先進解決で首都圏、日本、世界をリードするフロンティアを創造します。

TXコラボリングのイメージ図

03 スローガン

「TX共創フロンティア~人・街・知をつなぎ、世代を超えて愛され、進化を続ける鉄道」をスローガンとして作成しました。鉄道の共創、地域の共創、社員の共創の3つの共創により、フロンティアを開拓し、社会をリードします。

共創フロンティアのスローガンを記載したイメージ画像

04 沿線の未来像

地域の皆様とのコラボレーションにより、選ばれ続けるまちへと時代とともに進化します。沿線の多様な魅力をつなぎ、イノベーション先導や社会課題の先進解決によりフロンティアを共創します。

沿線の未来像のイメージ画像

05 基本方針

鉄道インフラ、地域とのつながり、経営基盤の3つの分野について基本方針を策定しました。それぞれの基本方針に基づき事業戦略を推進します(事業戦略の詳細は 詳細 長期ビジョン2050(PDF)をご覧ください)。

基本方針に関する説明を記載したイメージ画像

06 ロードマップ

2050年のゴールイメージから、バックキャストでロードマップを策定しました。

2025〜2029年度
<中期経営計画テーマ>
安心と信頼の鉄道輸送の堅持と
沿線価値共創のための基盤づくり
〜2050年
<長期ビジョンスローガン>
TX共創フロンティア
~人・街・知をつなぎ、世代を超えて愛され、
進化を続ける鉄道~
2025~2029年度 2030年代、2040年代 2050年
鉄道輸送
  • リスク管理と安全管理体制の強化
  • 予防保全による車両・設備の更新等の実施
  • 防災・鉄道セキュリティ対策の強化
  • 駅利用における安心の向上
  • 安全性・安定性に資する新技術への投資と人財育成
  • 災害時における地域・関係事業者とのネットワークの強化
  • 安心の駅空間の検討(投資、関連事業者との連携)
  • 高次元の安全性・安定性の実現
  • 安全で災害に強くしなやかな交通インフラの構築
  • 安心の駅空間の形成
サービス
  • 混雑緩和対策の実施
  • お客様の利便性・快適性の拡充
  • 駅構内事業の充実
  • 他モードのモビリティとの連携
  • 混雑緩和の実現、利便性・快適性を含めた高質なサービス・空間の提供
  • シームレスな交通環境への進化
  • 多様なお客様が満足と快適を実感できる空間の提供
地域共創
  • 沿線地域との連携強化のための基盤づくり
  • 駅機能や保有資産を活用した沿線価値の向上
  • 交通政策審議会答申プロジェクトへの対応
  • TXコラボリングによる沿線まちづくり構想等の策定・実施(モデル事例の推進、その横展開)
  • 新たな事業領域の探索と投資
  • 国内外への継続的な情報発信
  • 駅・高架下からつながる沿線まちづくりへの貢献
  • 広域的・分野横断的なイノベーション創出への貢献
  • 時代やニーズの変化に対応した事業領域の拡大
  • 国際競争力に資する取組みと国内外への情報発信の強化
経営基盤
  • 人的資本投資の強化
  • 財務基盤の強化
  • ガバナンスの強化
  • 社員の成長や自己実現を後押しする環境への継続投資
  • 安定経営のための事業ポートフォリオの構築
  • リスク管理体制の継続的な強化
  • エネルギーマネジメントの最適化
  • 社員の成長と自己実現を後押しできる環境の整備
  • 強固な財務基盤の構築と事業ポートフォリオの最適化による持続的成長の実現
  • 盤石なリスク管理による安定経営
  • 環境にやさしい持続可能な社会への貢献
2025~2029年度
鉄道輸送
  • リスク管理と安全管理体制の強化
  • 予防保全による車両・設備の更新等の実施
  • 防災・鉄道セキュリティ対策の強化
  • 駅利用における安心の向上
サービス
  • 混雑緩和対策の実施
  • お客様の利便性・快適性の拡充
  • 駅構内事業の充実
地域共創
  • 沿線地域との連携強化のための基盤づくり
  • 駅機能や保有資産を活用した沿線価値の向上
  • 交通政策審議会答申プロジェクトへの対応
経営基盤
  • 人的資本投資の強化
  • 財務基盤の強化
  • ガバナンスの強化
2030年代、2040年代
鉄道輸送
  • 安全性・安定性に資する新技術への投資と人財育成
  • 災害時における地域・関係事業者とのネットワークの強化
  • 安心の駅空間の検討(投資、関連事業者との連携)
サービス
  • 他モードのモビリティとの連携
  • 混雑緩和の実現、利便性・快適性を含めた高質なサービス・空間の提供
地域共創
  • TXコラボリングによる沿線まちづくり構想等の策定・実施(モデル事例の推進、その横展開)
  • 新たな事業領域の探索と投資
  • 国内外への継続的な情報発信
地域共創
  • 社員の成長や自己実現を後押しする環境への継続投資
  • 安定経営のための事業ポートフォリオの構築
  • リスク管理体制の継続的な強化
  • エネルギーマネジメントの最適化
2050年
鉄道輸送
  • 高次元の安全性・安定性の実現
  • 安全で災害に強くしなやかな交通インフラの構築
  • 安心の駅空間の形成
サービス
  • シームレスな交通環境への進化
  • 多様なお客様が満足と快適を実感できる空間の提供
地域共創
  • 駅・高架下からつながる沿線まちづくりへの貢献
  • 広域的・分野横断的なイノベーション創出への貢献
  • 時代やニーズの変化に対応した事業領域の拡大
  • 国際競争力に資する取組みと国内外への情報発信の強化
経営基盤
  • 社員の成長と自己実現を後押しできる環境の整備
  • 強固な財務基盤の構築と事業ポートフォリオの最適化による持続的成長の実現
  • 盤石なリスク管理による安定経営
  • 環境にやさしい持続可能な社会への貢献